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Day10

ワオ、もう10日目か。自分の中から毒素が確実に抜けている。

昨夜はよく眠れなかった。トイレに電気がない、と思うだけで
もうトイレに行きたくなる。Day9のおばちゃん連合を笑えない私である。
しかし、懐中電灯を持っていない私は、
夜道(当然野外にある)を歩く自信がない。
真っ暗だし、万が一クマでもいたら…。
正直、暗闇のボットントイレというのも、
遠慮したいシチュエーションである。
ベッドの中で、トイレ、トイレと念じながら、誰かが起きてくれるのを待っていると、
私の下のベッドのジャニスが起き出した。
「私も一緒に行く〜」とジャニスの懐中電灯を頼りに外へ。
もう2時くらいのはずだが、リビングルームに灯りがついており、誰かが本を読んでいる。
まじ?ありえない。あれは、お化けじゃ?と今も思っている。

このYHに同泊していたのは、カナダのサイクリングクラブの人たちだった。
約10名のグループはジャスパーからバンフをロードサイクルで縦断するのだ。
アップダウンがあり厳しいが、それでも風光明媚なスポットの連続で、私が話を聞いた女性はこれが3回目のツーリングだという。
4日間で制覇、一日60kmとか走るのだからね、これは大変だと思う。

この日、最初に私たちが向かったのは、コロンビア・アイスフィールド。
北半球最大の氷原は、雪上車に乗って上の方にまで登っていける。
私たちは、そんなお金もないので、歩いて行けるところまで氷上を登ってみた。
涼しかったなー。もう6月の終わりなのに、
もしフリースやジャケットを持っていかなかったら凍えていただろう。

バンフとジャスパーというカナディアンロッキーの南北の街を結ぶ、アイスフィールド・パーウウエーを北上、
いったんはジャスパーに入り、スーパーマーケットへ。
こんなに人の集まる街なのに、スーパーは小さすぎるよ。
その後、ガソリンスタンドに寄り、
サラはタップウォーター(水道水)を自分の水筒に補給しておけという。
次のYHで、水が手に入らないからだ。
全くなんてこと!
カナダの水道は、湖から水を引いているので、飲むのは全然オッケーだ。
たまに水道管腐ってるんじゃないの? てくらい、マズイ水もあったけど。

マウント・エディス・キャベルYHへ到着。
ここへ来るまでにくねくね道を15分くらいドライブしなきゃいけない。
私は2日目からは最後列でオジーのサイモンとジャニスの3人で陣取っていた。
サイモンたちは、ずーとおかしを廻してくるので、ちょっと参った。

このYHはランパートクリークYHがホテルに思えるくらい、
またワイルド。
手を洗う水も節約だから、サニタライザーで手を拭けというのは同じ。
私はどうもこのサニタライザーを信用できない。
これで手を洗うと、99%の細菌は死ぬという。ホンマですか〜?
でもね、トイレの後も、料理の前も、どろんこ犬触った後も、
サニタライザーで手を洗うだけなんだよねー。
こんなんで、私、サラダ野菜カットして皆に食べさせたんだから信じられない。
皆さん、免疫できてたんだな。(私も食べましたが)
1144Mt.Edith YH

ボットントイレはこっちの方がずっとヤバイ。
偵察していたアナが「サワはもっと酷いのよ」というから何のことか、と思ったら、
シャワーのことだった。シャワーつうか、電話ボックスみたいな箱状の小屋の上にポリ容器をおいただけだった。
これでお湯を流していけというんだろうけど、
女子はちょっと使用無理じゃないかしらん。

この夜はキャンプファイヤーで静かに更けた。
私はモデルみたいな長身の美人で、しかも料理上手という何でもできるオジーのアイーダに、
さき弾いていたギターをまた弾いてほしいと頼みたかったけど、
彼女は風邪で調子を崩しているからあきらめた。
私たちの部屋は、やっぱりロッジで今度は男女同室。
私はスコットランド人のジョンに、上のベッドを取っていいかと聞くと、
ジョンは下から手を伸ばし、私のベッドメーキングを手伝ってくれた。
サイモンは室内の薪ストーブに火を起こした。
ロッジは、これまでの旅で一番の温かさだった。

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Author:canadamiruko
行ってきました、カナダの旅、一ヶ月。グレイハウンド、ユースホステル、カナディアンロッキー…。
これらの言葉を旅の共通点にする人に見てもらいたいウェブサイトです。

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